スイスのサッカー専門調査機関「CIES Football Observatory」（CIES）は、23歳以下の攻撃的オールラウンダーのトップとして久保建英を選出している。

『CIES』はヨーロッパ32のリーグで1000分以上プレーしている選手を対象とし、チームメイトとの比較やチームのスポーツ的なレベル、チーム内で果たした役割、さらに対戦相手を考慮するなど独自の方法で、ランク付けしている。

そんな中、「U-23攻撃的オールラウンダー」のカテゴリーで久保がトップに選出。推定移籍金は8030万ユーロ（約128億4000万円）と算出されている。2位にはナポリのフヴィチャ・クヴァラツヘリア、3位にはリヨンのラヤン・シェルキが続いている。

今季の久保はラ・リーガ10試合で5ゴール2アシストを記録。『トランスファーマルクト』での市場価値も日本人トップの5000万ユーロ（約80億円）まで上昇し、欧州でもその価値を高めている。

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レアル・ソシエダMF久保建英は、『CIES』の22歳以下ドリブラーランキングで上位に入った。

FIFAやUEFAなどと提携し、サッカーの統計分析を行う独立研究機関である『CIES』。今回は『Wyscout』のデータを元に、国内リーグ戦でのドリブル成功数、ドリブル成功率に試合のスポーツレベルを加味して、22歳以下のドリブラーランキングを発表した（対象は国内リーグで450分以上プレーした選手）。

そして欧州5大リーグ版で、久保は6位にランクイン。ドリブル成功率は「62％」、90分間平均では「4.7回」成功となった。これはアーセナルで躍動するブカヨ・サカらを上回る評価に。なお、1位はバルセロナの16歳FWラミン・ヤマルで、成功率は「56％」、90分間平均では「6.0回」成功となっている。

今季はラ・リーガ開幕10試合で5ゴール2アシストを記録し、スペインメディアから絶賛を集め続ける久保。スタッツ面でも確かな結果を残しており、欧州5大リーグでも屈指のドリブラーとなっているようだ。

『CIES』の22歳以下ドリブラーランキング：欧州5大リーグ版

1位：ラミン・ヤマル（バルセロナ）「3.18」
2位：ガブリエウ・マルティネッリ（アーセナル）「3.16」
3位：ルカ・コレオショ（バーンリー）「3.05」
4位：クヴィチャ・クヴァラツヘリア（ナポリ）「3.02」
5位：サヴィオ・モレイラ（ジローナ）「2.97」
6位：久保建英（レアル・ソシエダ）「2.83」
7位：ブカヨ・サカ（アーセナル）「2.76」
8位：アンソニー・ゴードン（ニューカッスル）「2.76」
9位：マティアス・スーレ（フロジノーネ）「2.66」
10位：ブライアン・サラゴサ（グラナダ）「2.58」