決勝点となるゴラッソを叩き込んだレフティへ称賛が鳴りやまない。

　久保建英が所属するレアル・ソシエダは５月23日に開催されたラ・リーガの第36節で、アルメリアをホームに迎え、１－０で勝利を収めた。

　４－２－３－１の右サイドハーフで先発した久保は、前半アディショナルタイム４分、右サイドでボールを受けると、対峙したディフェンスを巧みにかわして切れ込み、左足を一閃。ファーサイドへ鋭いシュートを叩き込んでみせた。

　このゴラッソ以外にも、果敢な仕掛けからチャンスを何度も創出した久保を現地メディアも絶賛。元大手紙の記者などが執筆している新興メディア『RELEVO』は、こう称えている。

「チャンピオンズリーグ（CL）出場という目標に近づいているソシエダ中で、タケ・クボは最も重要な人物の一人として浮上している。この日本人は2023年に爆発的に成長し、大陸最高峰の大会に向かうソシエダの攻撃の狼煙となった」
　
　同メディアは「アルメリア戦でも日本人は決定的な活躍を見せた。 彼が決めた凄まじいゴールだけではなく、最も違いを創り出し、アウェーチームのディフェンスを常に警戒させ、攻撃の手を緩めず、チームを敵陣に近づけたからだ」と続けている。

　さらに、ダビド・シルバが20分で負傷交代したことに触れ、「彼（久保）はここ数か月で大きく成長し、レギュラーを維持したため、シルバが負傷でフィールドを離れなければならなかったときにチームを牽引という挑戦を受け入れることができるようになった、（魔法使いの異名と取る）シルバはいなかったが、日本人が魔術師だった」と激賞している。

　CL出場権獲得を目ざすソシエダを牽引しているのは、間違いなくこの14番だ。

レアル・マドリーのフォーラムなどから海外の反応をまとめました

来季の去就に注目が集まる中、スペイン人MFは、5－1で完勝した20日のサンプドリア戦でゴールを決めた後に、観客に見えるように胸のエンブレムにキスをした。その行為について問われると、「ファンの皆さんに感謝するため。それを心で感じて、キスをしたんだ」とチームへの愛を語り、自身の将来については「どう言えばいいのかわからないけど、僕はここでとても幸せだよ。今シーズンはあと2試合残っているし、このチームのために全力を尽くしたい」と明言を避けつつ、「僕はまだ若く、成熟する必要がある。僕や他の選手が成長できるよう、素晴らしい仕事をしてくれた監督にも感謝している。僕たち、良い時も悪い時も、常に団結しているんだ」とミランでプレーすることの喜びを語った。

ゴールを決めた久保はそのままコーナーフラッグ付近へと走り出すと、ジャンプして両手を広げながら着地。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)のゴールパフォーマンスを真似たのだ。

さらに、レアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールのダンスも披露。人種差別問題に悩まされている元チームメイトのことを思ってのパフォーマンスなのでは？と話題となっている。

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