AZの菅原由勢が現地メディアのチーム・オブ・ザ・ウィークに選出された。

2019年からプレーするAZで確かなインパクトを残す菅原。今シーズン、一時はエールディヴィジの首位に立ち、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ準決勝進出を決めたチームの右サイドバックを主戦場として公式戦41試合で4ゴールを記録する。

そんな菅原は23日のRKCヴァールヴァイクにも先発出場を果たし、8分にスフェン・マイナンスにピンポイントクロスを送って先制点をアシスト。今シーズンのリーグ戦8アシスト目、公式戦11アシスト目を記録して3-0の勝利に貢献した。

この活躍を受け、菅原はオランダ『Voetbalprimeur』のチーム・オブ・ザ・ウィークにAZから唯一選出される。「スフェン・マイナンスへの正確なクロスにより、スガワラはRKCヴァールヴァイク戦でチームを適切な軌道に乗せた。日本人ウィングディフェンダーはすでに8アシストを記録して、自身をさらに市場で注目される存在にしている」と評価した。

なお、先週末に行われたエールディヴィジ第30節の同メディアのチーム・オブ・ザ・ウィークには、菅原の他にアヤックスに3-0で勝利したPSVのシャビ・シモンズやルーク・デ・ヨング、首位フェイエノールトのダヴィド・ハンツコらが選ばれた。

AZのフォーラムなどから海外の反応をまとめました

『デ・テレフラーフ』紙のベストイレブン選定を務めるアリー・ハーン氏（元オランダ代表で２度のワールドカップ準優勝）は「彼のパスのクオリティーは本当に高い。それはマイナンスが決めた先制点のアシストで見て取れる。右SBとして８アシストを挙げているのも納得だ」と菅原のパフォーマンスを評した。

このアシストで菅原は今季公式戦におけるゴールとアシストの合計が『15』に到達（４ゴール・11アシスト）。『今季の目標』として掲げていた目標を達成した。

AZで公式戦150試合10ゴール・20アシストと区切りのいい数字が並ぶ菅原。そろそろ次のステップの機が熟してきたのではないだろうか。

「タイミング的にAZでもう4年。今シーズンの出来としても、夏に――というのは考えていると言えばいる。だけど、そういうのを考えていると怪我をするし、良くないことが起こる可能性もある。まずは試合に使ってもらっている中で自分のパファーマンスを出すことが結果的に移籍につながってくる。もちろん、（移籍を）意識しないことはないですが、意識しすぎることも（良くない）。今はタイミング的にもレベルアップしないといけない時期だと感じてます。まずは1試合1試合のパフォーマンスでその可能性を広げられるように――今はそういうところですかね」

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