現地時間２月14日に行なわれたラ・リーガ第24節で、久保建英が所属する17位のマジョルカ（勝点23）が、８位のアスレティック・ビルバオ（同34）をホームに迎えた。

　ここまで18失点（リーグ２位）、アウェーではわずか５失点（同１位）の堅守を誇る相手との一戦で、久保はラ・リーガでは４試合連続のスタメンを飾り、右サイドハーフに入った。

　前節にカディスとの残留争い直接対決を制し、連勝を狙うマジョルカは22分、エリア内に進入した右SBマッフェオが敵DFヌニェスに倒され獲得したPKを獲得。これをセビージャが決めて、先制に成功する。

　さらに30分、ゴール前の混戦から、長身FWムリチがヘッドで落としたボールを、アンヘルが振り向き様のボレー。見事な追加点を奪う。

　その後もマジョルカが主導権を握り、このまま２点リードで前半を終える。11分にCKの流れから不意を突くシュートを放った久保は、その後も積極的に攻撃に関与。献身的な守備でも貢献した。

　しかし、後半はハーフタイムにユ―リとベレンゲルを投入したビルバオに流れを引き渡す。59分にユーリのクロスからラウール・ガルシアのダイレクトシュートで１点を返されると、その２分後にCKからベレンゲルに決められ、あっという間に同点とされる。

　久保は69分にショートカウンターから絶好の位置でのシュートを放つも敵にブロックされる。その後も、77分にムリチに絶妙のパスを送るなどチャンスを創出する。

　迎えた88分、CKの流れからこぼれ球を久保が左足でシュート。これがポストに当たり、跳ね返りが相手GKウナイ・シモンに触れてゴールへ。日本代表MFは、ユニホームを脱いで絶叫したが、記録はオウンゴール。今シーズン３点目は幻となった。

　試合はこのまま３-２で終了。90分までプレーした久保の活躍で、マジョルカが今季２度目の連勝を果たしている。

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