カタール・ワールドカップ(W杯)でアジア勢の日本、韓国ともに決勝トーナメント進出を果たしたが、長くアジアサッカーを取材する中国の著名な馬徳興(マー・デーシン)記者は、「日韓の進歩と中国は無関係だ」と冷静な目で見ている。
中国紙「タイタン・スポーツ」のコラムでマー・デーシン記者は、「アジア勢はグループリーグで7勝、3チームが決勝トーナメントに進出し、ドイツ、スペイン、アルゼンチンのような強国にも勝った。とはいえ、あくまでアジアトップレベルのチームの進歩であり、それは中国の進歩とは限らない」と言及。「成績からしてアジアサッカーの進歩は間違いない。ただ、これは政治的な需要に帰する。AFC(アジアサッカー連盟)が市場やビジネスを拡大するために、ストーリーが必要だった」とし、カタール開催による地の利や、カタール開催に至った政治的な側面を指摘した。
また、日本については「日本にとってベスト8は依然として高い壁として立ちはだかる。日本サッカーはアジアの最高水準だが、アジア全体を代表する訳ではない」と、日本の成功がすなわちアジアの成功ではないと触れた。
アジアは日本、韓国、豪州、イラン、サウジの5強体制
マー・デーシン記者は「アジアは5強の争いだ」と、日本、韓国、オーストラリア、イラン、サウジアラビアの5強体制と強調。たしかに2006年のドイツ大会以降、5強以外でアジア勢から本大会出場したのは2010年の北朝鮮と、今大会開催国カタールしかない。
事実、カタールW杯アジア最終予選で、イラン(勝ち点25)と韓国(同23)のグループで、3位のUAEは約半分の勝ち点12にとどまった。もう1グループもサウジアラビア(同23)と日本(同22)が抜け出し、3位オーストラリアも早々3位の座を確定した。マー・デーシン記者も「アジア勢の中でもトップレベルと、その下の格差が広がっているのが現状だ」と見解を述べる。
「4年後、北米3か国共同開催のW杯で、アジア勢は8.5枠を得る。前述5強は確定、加えてカタールも1席を得るだろう。そのほかの2流、3流の国々で残り2.5枠を争うのなら、中国も決して希望がない訳ではない」
では、中国サッカーの問題は何か。マー・デーシン記者の考えは「外野の声に左右されすぎて、正しい道を見つけられない」。たしかに多くのメディアやファンにとって、中国代表は嘲笑の対象であり、けなされることはあれ褒められることは少ない。「問題は、決定権ある立場の人間も外野の声に左右されてしまう」と、まさに朝令暮改の中国サッカー協会や関係者を暗に批判する。
「プロサッカーは精密で、科学的で、システム化されるべきもの。悲しいのはみんな、『14億人の人口を有しながらなぜ11人のチームを選び出せないのか』という単純な思考にとどまっている。中国社会が短期的な成績のみを見るため、当面の希望を見出せない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/8db230873315bf93621e8e9c220c540bbccba3a0中国紙「タイタン・スポーツ」のコラムでマー・デーシン記者は、「アジア勢はグループリーグで7勝、3チームが決勝トーナメントに進出し、ドイツ、スペイン、アルゼンチンのような強国にも勝った。とはいえ、あくまでアジアトップレベルのチームの進歩であり、それは中国の進歩とは限らない」と言及。「成績からしてアジアサッカーの進歩は間違いない。ただ、これは政治的な需要に帰する。AFC(アジアサッカー連盟)が市場やビジネスを拡大するために、ストーリーが必要だった」とし、カタール開催による地の利や、カタール開催に至った政治的な側面を指摘した。
また、日本については「日本にとってベスト8は依然として高い壁として立ちはだかる。日本サッカーはアジアの最高水準だが、アジア全体を代表する訳ではない」と、日本の成功がすなわちアジアの成功ではないと触れた。
アジアは日本、韓国、豪州、イラン、サウジの5強体制
マー・デーシン記者は「アジアは5強の争いだ」と、日本、韓国、オーストラリア、イラン、サウジアラビアの5強体制と強調。たしかに2006年のドイツ大会以降、5強以外でアジア勢から本大会出場したのは2010年の北朝鮮と、今大会開催国カタールしかない。
事実、カタールW杯アジア最終予選で、イラン(勝ち点25)と韓国(同23)のグループで、3位のUAEは約半分の勝ち点12にとどまった。もう1グループもサウジアラビア(同23)と日本(同22)が抜け出し、3位オーストラリアも早々3位の座を確定した。マー・デーシン記者も「アジア勢の中でもトップレベルと、その下の格差が広がっているのが現状だ」と見解を述べる。
「4年後、北米3か国共同開催のW杯で、アジア勢は8.5枠を得る。前述5強は確定、加えてカタールも1席を得るだろう。そのほかの2流、3流の国々で残り2.5枠を争うのなら、中国も決して希望がない訳ではない」
では、中国サッカーの問題は何か。マー・デーシン記者の考えは「外野の声に左右されすぎて、正しい道を見つけられない」。たしかに多くのメディアやファンにとって、中国代表は嘲笑の対象であり、けなされることはあれ褒められることは少ない。「問題は、決定権ある立場の人間も外野の声に左右されてしまう」と、まさに朝令暮改の中国サッカー協会や関係者を暗に批判する。
「プロサッカーは精密で、科学的で、システム化されるべきもの。悲しいのはみんな、『14億人の人口を有しながらなぜ11人のチームを選び出せないのか』という単純な思考にとどまっている。中国社会が短期的な成績のみを見るため、当面の希望を見出せない」

英語のフォーラムなどから海外の反応をまとめました
<スレ主>
・日本と韓国はどうして中国よりもずっと強いの?
<オーストラリア>
・中国はチームスポーツができない。彼らは生まれたときから、同年代の他の誰に対しても絶対に負けないように教育されている。共同作業はできないが、重量挙げや飛び込みのような個人競技は得意である。
<チェコ>
・日本と韓国のW杯での予想外のパフォーマンスを見て中国では社会不安が高まったと思う
<アルゼンチン>
・日本と韓国は2000年代前半にワールドカップを開催したんだ。だから、彼らは90年代に投資し始めて準備をした。今の中国ではNBAはサッカーよりも人気がある。
<アメリカ>
・日本と韓国にはサッカーをする長い伝統があるが、中国はそうではない。日韓のほとんどはヨーロッパのトップリーグでプレーしているが、中国はそうではない。
>長い伝統
・日本がサッカーに力を入れ始めたのは90年代に入ってからじゃない?
ロシアサッカー連合(RFU)が、欧州サッカー連盟(UEFA)からアジアサッカー連盟 (AFC)に移籍するかどうかの最終決定を27日に行う見込みとなった。
ロシアの国営通信社「タス通信」は、AFCの実行委員会メンバーであるアレクサンダー・カメンスコイ氏が
「少なくとも来週の半ばまで、アジアに関する議論を持ち越す。
この問題についてさらに議論が行われるだろう」と報道。
そしてRFUのアレクサンダー・デュコフ会長が「火曜日(27日)にオンラインミーティングの形式で会議を行う。
そこで我々は〝最終決定〟を下す」と明言した。
ウクライナ侵攻を受けてUEFAはロシアに国際大会への出場を禁止。
そこでロシア側はAFCへの転籍を画策。
FIFAもUEFAと足並みを揃えているが、AFCでは一部の中東諸国や中国がロシア寄りの姿勢を見せており、
AFCに移籍した場合は国際大会への出場が認められる可能性がある。
もしロシアのAFC移籍が実現した場合、現時点ではW杯予選への参加は認められていないが、
今後の情勢変化によっては2026年北中米W杯アジア予選に出場が許可されることも考えられる。
そうなれば日本にとっても強力なライバルとなるだけに、まずは27日の決定に注目が集まる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3080ffdd16468ec343ae16093a2b74257447529 ロシアの国営通信社「タス通信」は、AFCの実行委員会メンバーであるアレクサンダー・カメンスコイ氏が
「少なくとも来週の半ばまで、アジアに関する議論を持ち越す。
この問題についてさらに議論が行われるだろう」と報道。
そしてRFUのアレクサンダー・デュコフ会長が「火曜日(27日)にオンラインミーティングの形式で会議を行う。
そこで我々は〝最終決定〟を下す」と明言した。
ウクライナ侵攻を受けてUEFAはロシアに国際大会への出場を禁止。
そこでロシア側はAFCへの転籍を画策。
FIFAもUEFAと足並みを揃えているが、AFCでは一部の中東諸国や中国がロシア寄りの姿勢を見せており、
AFCに移籍した場合は国際大会への出場が認められる可能性がある。
もしロシアのAFC移籍が実現した場合、現時点ではW杯予選への参加は認められていないが、
今後の情勢変化によっては2026年北中米W杯アジア予選に出場が許可されることも考えられる。
そうなれば日本にとっても強力なライバルとなるだけに、まずは27日の決定に注目が集まる。

コメント欄などから海外の反応をまとめました
<シンガポール>
・実現したら大変だ…
<イタリアのアジアサッカーファン>
・これで文字通り"全て"が変わるだろう
<オーストラリア>
・万が一、ロシアがAFC(アジア)に加盟することにしたら、ロシアのリーグが大反対することだけは確かだ。
<イラン/スウェーデン>
・ロシアがアジアサッカーへ?(ロシアの)クラブは望まないだろう、UEFAの大会にいると多額の金が入るからな。
<パキスタン>
・ロシアにしたら難しい決断になるだろう。UEFAならより実力の高い相手と試合をやれて、気候もアジアよりずっと涼しいからな、アハハハ。
カタール・ワールドカップ(W杯)では日本代表、韓国代表、オーストラリア代表と3チームが決勝トーナメントに進出するなど、アジア勢の躍進がトピックとなった。そのなかで香港英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は「アジアのベストプレイヤー5人」として、アジア人選手の活躍を特集している。
カタールW杯で日本はドイツ代表、スペイン代表にいずれも逆転勝利を収め、グループ首位で決勝トーナメントに進出。1回戦でクロアチア代表にPK戦の末に敗れたが、大きな爪痕を残した。また、韓国とオーストラリアもグループリーグを突破し、アジア勢3チームが決勝トーナメントに進出した。
「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は「日本と韓国はそれぞれクロアチアとブラジルに敗れたものの、献身性とスキルによって世界的な名声を高めた」と称賛。地域としてはオセアニアのオーストラリアを除く日本と韓国から、5人の選手を「ベストプレイヤー」として選出している。
まず日本から選ばれたのは、DF吉田麻也(シャルケ)だ。「日本代表の手本となった。得点はなかったが、クロアチア戦の先制点をアシスト。自身もミスして敗戦となったPK戦後の涙は、どれだけのプレッシャーに晒されていたかを物語っていた」と評した。
そして2人目はMF遠藤航(シュツットガルト)。特にドイツ戦のプレーを高く評価し、「守備的MFとして手堅いパフォーマンスが称賛され、29歳で全盛期にあることをスプリント数とブロック数の数字で示した」とされている。
日本からの3人目はMF鎌田大地(フランクフルト)で、「彼にとって最も影響力のあるW杯ではなかった」としつつも選出。「4試合全てに出場しており、欧州クラブが獲得レースを繰り広げることも不思議ではない」としている。
韓国からは2人が選出され、FWソン・フンミン(トッテナム)とFWチョ・ギュソン(全北現代)となった。ソン・フンミンは「国の誇りを象徴している」、チョ・ギュソンは「ガーナ戦の素晴らしいゴールで有名になった」と紹介された。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ccabab8bc0097e8cb08f16cd43d8e4f815947763カタールW杯で日本はドイツ代表、スペイン代表にいずれも逆転勝利を収め、グループ首位で決勝トーナメントに進出。1回戦でクロアチア代表にPK戦の末に敗れたが、大きな爪痕を残した。また、韓国とオーストラリアもグループリーグを突破し、アジア勢3チームが決勝トーナメントに進出した。
「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は「日本と韓国はそれぞれクロアチアとブラジルに敗れたものの、献身性とスキルによって世界的な名声を高めた」と称賛。地域としてはオセアニアのオーストラリアを除く日本と韓国から、5人の選手を「ベストプレイヤー」として選出している。
まず日本から選ばれたのは、DF吉田麻也(シャルケ)だ。「日本代表の手本となった。得点はなかったが、クロアチア戦の先制点をアシスト。自身もミスして敗戦となったPK戦後の涙は、どれだけのプレッシャーに晒されていたかを物語っていた」と評した。
そして2人目はMF遠藤航(シュツットガルト)。特にドイツ戦のプレーを高く評価し、「守備的MFとして手堅いパフォーマンスが称賛され、29歳で全盛期にあることをスプリント数とブロック数の数字で示した」とされている。
日本からの3人目はMF鎌田大地(フランクフルト)で、「彼にとって最も影響力のあるW杯ではなかった」としつつも選出。「4試合全てに出場しており、欧州クラブが獲得レースを繰り広げることも不思議ではない」としている。
韓国からは2人が選出され、FWソン・フンミン(トッテナム)とFWチョ・ギュソン(全北現代)となった。ソン・フンミンは「国の誇りを象徴している」、チョ・ギュソンは「ガーナ戦の素晴らしいゴールで有名になった」と紹介された。

コメント欄などから海外の反応をまとめました
<インド>
・日本だ🇯🇵
・日本がドイツとスペインを倒したこと
・どれも記憶に残っているけど、やはり日本がアジアで一番の代表だったと思う
・サウジがアルゼンチンを破ったのは素晴らしい瞬間だったが、日本も本当に良かった
・日本はW杯の元世界王者である2チームを倒して首位突破したのだから、日本が答えだ
※イングランド代表OBであるジェイミー・キャラガー氏が英テレグラフ紙の動画でワールドカップ予想をしてます

【キャラガーの予想動画(YOUTUBE)】※動画内で日本について一言も触れてません
【ワールドカップ・カタール2022組み合わせ(画像)】
※カタールは3位予想だったのでタイトルを訂正しました
<オーストラリアの記者>
◆ジェイミー・キャラガーは日本、オーストラリア、イラン、韓国、サウジアラビアがワールドカップでグループリーグ最下位になると予想した。アジアサッカーがヨーロッパの解説者からこれだけ見下されるなんておかしいことをアジアの国々が証明してくれるのが待ちきれないね。
AFC(アジア)という地域がいまだに過小評価されていることが不可解なくらいだ。2018W杯ではイランはスペインとポルトガルと同組でグループ突破まで勝ち点1差だった。可哀想な日本代表はノックアウト・ラウンドでベルギーを倒すまであと少しだった。韓国もドイツに勝利したぐらいだ。
<オーストラリア>
・そんなことにはなりえない。アジアは北中米より確実に優れているし、アジア勢がすべて最下位になることはない。日本、サウジ、イランがサプライズを起こすと思う。
<リバプールサポ>
・日本以外のアジア勢は強くないよ
<サウジアラビア>
・俺はサウジ人だけど、このサウジ代表は歴代最弱チームの1つだ。あの組で勝ち点1獲得できただけでもサウジ人のほとんどが喜ぶだろう。キャラガーは間違ってない。アジアサッカーは最弱で、これは客観的な予想で無礼ではない。

【キャラガーの予想動画(YOUTUBE)】※動画内で日本について一言も触れてません
【ワールドカップ・カタール2022組み合わせ(画像)】
※カタールは3位予想だったのでタイトルを訂正しました
コメント欄などから海外の反応をまとめました
<オーストラリアの記者>
◆ジェイミー・キャラガーは日本、オーストラリア、イラン、韓国、サウジアラビアがワールドカップでグループリーグ最下位になると予想した。アジアサッカーがヨーロッパの解説者からこれだけ見下されるなんておかしいことをアジアの国々が証明してくれるのが待ちきれないね。
AFC(アジア)という地域がいまだに過小評価されていることが不可解なくらいだ。2018W杯ではイランはスペインとポルトガルと同組でグループ突破まで勝ち点1差だった。可哀想な日本代表はノックアウト・ラウンドでベルギーを倒すまであと少しだった。韓国もドイツに勝利したぐらいだ。
<オーストラリア>
・そんなことにはなりえない。アジアは北中米より確実に優れているし、アジア勢がすべて最下位になることはない。日本、サウジ、イランがサプライズを起こすと思う。
<リバプールサポ>
・日本以外のアジア勢は強くないよ
<サウジアラビア>
・俺はサウジ人だけど、このサウジ代表は歴代最弱チームの1つだ。あの組で勝ち点1獲得できただけでもサウジ人のほとんどが喜ぶだろう。キャラガーは間違ってない。アジアサッカーは最弱で、これは客観的な予想で無礼ではない。
ネーションズリーグでイングランド代表がイタリア代表に0-1、ウェールズ代表がベルギー代表に1-2、親善試合でアメリカ代表が日本代表に0-2と敗れる中、ワールドカップ・カタール大会のグループBに入るチームで歓喜に沸いたのがイラン代表だ。
前述した4チームはグループBに入っているのだが、先日の代表戦ではイランを除く3チームが敗北。一方でイランはオーストリアのNVアレーナにて行われたウルグアイ代表との親善試合に1-0で勝利。英『The Sun』はこの勝利にイランのサポーターが大いに興奮しており、ワールドカップでグループBを抜け出せるのではと期待の声が挙がっていることを紹介している。
イランといえばワールドカップが目前に迫る中でカルロス・ケイロス監督の復帰を決断したことが話題となったが、いきなりウルグアイを撃破してみせた。親善試合とはいえ、南米の強豪から1勝を奪えたのは自信となったはずだ。
このゲームで決勝点を挙げたのはFWメフディ・タレミだったが、ポルトガルの名門FCポルトで活躍するタレミは4年前のロシア大会を知る選手でもある。急遽監督に復帰したケイロスのスタイルも熟知していることだろう。
タレミだけではない。このウルグアイ戦には交代選手を含めて計17人がピッチへ入ったが、そのうち11人はロシア大会を経験している。GKアリレザ・ベイランヴァンド、MFサマン・ゴッドス、カリム・アンサリファルド、ヴァヒド・アミリ、サイード・エザトラヒ、FWサルダル・アズムン、アリレザ・ジャハンバフシュなど、彼らもケイロスとの関係は長い。
この連携はイランの武器の1つであり、ウルグアイ戦もポゼッション率36%ながら粘りの勝利を手にしている。おそらくはカタール大会本番でもこの戦い方となるだろうが、イランはそれに慣れている。グループ突破最有力候補とされるイングランドもイランには手を焼くのではないか。
日本に敗れたアメリカも決して盤石というわけではなく、グループBをアジアの強豪イランが突破するシナリオは十分考えられる。アジア勢の中では最も期待できるチームと言ってもおかしくないが、イランはベスト16へ届くか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/01e83cf914600e649d1e713035399332a1f6bcb7前述した4チームはグループBに入っているのだが、先日の代表戦ではイランを除く3チームが敗北。一方でイランはオーストリアのNVアレーナにて行われたウルグアイ代表との親善試合に1-0で勝利。英『The Sun』はこの勝利にイランのサポーターが大いに興奮しており、ワールドカップでグループBを抜け出せるのではと期待の声が挙がっていることを紹介している。
イランといえばワールドカップが目前に迫る中でカルロス・ケイロス監督の復帰を決断したことが話題となったが、いきなりウルグアイを撃破してみせた。親善試合とはいえ、南米の強豪から1勝を奪えたのは自信となったはずだ。
このゲームで決勝点を挙げたのはFWメフディ・タレミだったが、ポルトガルの名門FCポルトで活躍するタレミは4年前のロシア大会を知る選手でもある。急遽監督に復帰したケイロスのスタイルも熟知していることだろう。
タレミだけではない。このウルグアイ戦には交代選手を含めて計17人がピッチへ入ったが、そのうち11人はロシア大会を経験している。GKアリレザ・ベイランヴァンド、MFサマン・ゴッドス、カリム・アンサリファルド、ヴァヒド・アミリ、サイード・エザトラヒ、FWサルダル・アズムン、アリレザ・ジャハンバフシュなど、彼らもケイロスとの関係は長い。
この連携はイランの武器の1つであり、ウルグアイ戦もポゼッション率36%ながら粘りの勝利を手にしている。おそらくはカタール大会本番でもこの戦い方となるだろうが、イランはそれに慣れている。グループ突破最有力候補とされるイングランドもイランには手を焼くのではないか。
日本に敗れたアメリカも決して盤石というわけではなく、グループBをアジアの強豪イランが突破するシナリオは十分考えられる。アジア勢の中では最も期待できるチームと言ってもおかしくないが、イランはベスト16へ届くか。

【試合のハイライト動画(YOUTUBE)】
・アジアのチームが強くなっている。イランと日本、おめでとう。
<インドネシア>
・(イランは)アジア最強だわ。イスラムの兄弟であるインドネシアからイランを祝福するよ 😁
<インドネシア>
・イランはアジアナンバーワンで、FIFAランク21位。ウルグアイは13位。イランは強豪国を倒せるだけの高いポテンシャルを秘めている。
イランのグループはとても厳しいが、勝利して初のベスト16進出を果たす可能性はあるよ。イラン、おめでとう。(※イランはW杯でイングランド、アメリカ、ウェールズと同組)
・今回の対戦相手を比べるとイランが日本よりも1つ順位が上だ(※アメリカはFIFAランク14位)
・イランは絶対にグループステージで番狂わせを起こせるよ
・イランと日本は今回のW杯でベスト16まで行くだろうな